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Chapter9/地域との連携


地域の福祉事業所との連携。
経験したことのない製造の工程を確立。
業種を超えたものづくりと充足感の共有。

スリバータイプのカット作業

スリバータイプのカット作業

オーバルタイプの仕分け作業

 就労継続支援B型事業所とは、一般的な職種に就けず長期的かつ定期的な仕事に就けない方に仕事を依頼し、各福祉事業所内で作業をしていただく障がい福祉サービスです。
 現在6事業所で作業をお願いいしていますが、それぞれの事業所でメインにされている仕事があり弊社の取引先でもニット編み・菓子作り・選別作業・電子機器組立・梱包材組み立てなど様々なお仕事をされています。かねてから地域社会とのつながりに何ができるかを考えていたこともあり、このバラボードでチャレンジしてみようと考えました。
 私たちが依頼した作業内容はスリバータイプの長さカット作業とオーバルタイプのチップ割れや細かな端材をとる仕分け作業。樹種内で色味が偏らないように混ぜる作業の三点。工賃は私たちが実際に作業してかかった時間と成果物の量から算出しています。
 作業を依頼するにあたりそれぞれの事業所や施設利用者の方々に得意不得意がありハサミの利用が難しかったり薄く壊れやすいチップをつかめなかったりと様々な課題が発生しましたが、大きく二つの作業「カットする」「仕分け」に分かれているため作業を振り分けることにより多くの方に作業をしていただけています。
 
 施設利用者の方々や職業指導される職員の方々からは、通常行っている作業だけでは施設利用者の方も飽きてしまうので、合間に入れさせてもらうとありがたいという言葉をいただき思わぬ効果に私たちも嬉しく思います。ただし当初考えていた納期よりも長く、又イベントごとが多い時期ではフレキシブルな納期計画や運搬などの課題がありますが、この先ふとしたタイミングで「自分たちが携わった製品が活用されている光景を見て嬉しくなる。」そんな感情を共有できればと思っています。